Panasonicのキッチン「ラクシーナ」と「Lクラス」を価格から仕様まで徹底比較!
「ラクシーナ」と「Lクラス」は、どちらもPanasonicのシステムキッチンです。細かく比べてみると、選べるものや標準の仕様に違いがあります。今回はPanasonicのキッチン「ラクシーナ」と「Lクラス」の共通点から違いまで、詳しくご紹介いたします。
目次
・1.Panasonicキッチン共通の特徴は?
・1.1.横並びで使いやすいワイドコンロシリーズ
・1.2.汚れが落ちやすいラクするーシンク
・1.3.ほっとクリーンフードは10年間ファンのお掃除不要
・1.4.ストレスから解放!センサー水栓
・1.5.大容量のフロントオープン食洗機
・2.1.レイアウトごとの価格帯を比較!
・2.2.選べるカウンターの違いは?
・2.3.収納(フロアユニット)の形状は?
・2.4.クイックコンセントについて
・3.1.扉色の差は45種類!
・3.2.取っ手の種類の違いは?
・4.1.美しくも強いグラリオカウンター
・4.2.共同作業が叶うラウンドアクセスプラン
・4.3.標準で底板ステンレス仕様の高クオリティ
・4.4.間口や高さで細かな調整がきく
Panasonicキッチン共通の特徴は?
ラクシーナとLクラスは、その全てが別物というわけではありません。共通の設備もあり、そのような設備にこそPanasonicキッチンの良さが詰まっています。こちらでは、ラクシーナとLクラスの両方にある5つの仕様についてご紹介いたします。
横並びで使いやすいワイドコンロシリーズ
(写真引用:Panasonic公式HP「ワイドコンロシリーズ」)
ワイドコンロシリーズとは、すべてのコンロが横並びになっている加熱機器のシリーズです。横並びになっていることで無駄なく、使いやすくなります。メリットとしては、90㎝の幅により3つの鍋がゆったり置けて使いやすいほか、2人並んでもそれぞれの作業スペースが確保できます。また、コンロの手前にお皿が置ける広いスペースがあります。簡単な下ごしらえから盛り付けまでできます。
汚れが落ちやすいラクするーシンク
(写真引用:Panasonic公式HP「シンク」)
Panasonicのキッチンでお勧めのシンクが、ラクするーシンクです。こちらのシンクは丈夫で使いやすくなっています。汚れが落ちやすいので日ごろのお掃除がラクになります。また、硬い素材のおかげで傷にも強い面まで兼ね備えています。
ほっとクリーンフードは10年間ファンのお掃除不要
(写真引用:Panasonic公式HP「ほっとクリーンフード」)
レンジフード(換気扇)のお掃除は大変ですが、その大変さを軽減してくれるレンジフードがPanasonicの「ほっとクリーンフード」です。こちらはファンのお掃除が10年不要です。また、その他のプレートなどのパーツや、普段の拭き掃除もラクにできるようになっています。
ストレスから解放!センサー水栓
(写真引用:Panasonic公式HP「センサー水栓」)
オプションになりますが、センサー水栓もキッチンが使いやすくなるアイテムのひとつです。センサー水栓は、触れなくても水が出たり止まったりする水栓です。汚れている手で水を出しても水栓が汚れないだけでなく、節水にもなります。
センサータイプの水栓は、手を近づけると水が出て、遠ざかると止まる「スリムセンサー水栓」と、上部のセンサーに手をかざして出し止めをする「フロントセンサー水栓」があります。
大容量のフロントオープン食洗機
(写真引用:Panasonic公式HP「ビルトイン食器洗い乾燥機フロントオープン」)
もう1つのお勧めオプションがフロントオープン食洗機です。
フロントオープン食洗機は、他の食洗機よりも大容量で使いやすくなっています。
従来の食洗機は、入れる順番に気を配ったり、深型でも小さく感じたりしましたが、フロントオープンはどの角度からでも食器を入れることができるほか、大きな調理器具やまとめ洗いにも適しています。
加えて、Panasonic独自のナノイーXが搭載されており食洗機内のニオイを抑制し、清潔に保つことができます。
家族が多かったり、一度で多くの食器洗いを済ませたかったりする方に特にお勧めのオプションです。
ラクシーナとLクラスの仕様の違いを比較
ラクシーナとLクラスとでは、価格の違いはもちろんのこと、選べる仕様や元々の仕様が異なります。今回は、気になる価格帯からクイックコンセントなどの細かい部分まで比較してご紹介いたします。
レイアウトごとの価格帯を比較!
ラクシーナとLクラスで価格帯を比較します。
価格は「キッチンのレイアウト」「扉のグレード」「その他加熱機器やシンクなどの仕様」により変動する傾向にあります。
こちらでは、同じまたは似たレイアウトで価格を比較しています。
(写真引用:Panasonic公式HP「キッチンガイドブック」)
(写真引用:Panasonic公式HP「キッチンガイドブック」)
(写真引用:Panasonic公式HP「キッチンガイドブック」)
比べてみると、ラクシーナの方が安くなる傾向にあります。しかし、オプション次第ではLクラスの方が低価格になる可能性もあるため、最善のキッチンプランを考えていきましょう。
選べるカウンターの違いは?
ラクシーナとLクラスでは、選べるカウンターに違いがあります。Lクラスの方が選べる種類が多く「グラリオカウンター」や「クォーツカウンター」、「ステンレスカウンターバイブレーション仕上げ」などが選択できます。
- グラリオカウンター
グラリオカウンターは、意匠性・機能性に優れています。傷や汚れに強く、とても硬度が強いため丈夫です。 - クォーツカウンター
天然水晶を90%以上配合した、上質な光沢感のあるカウンターです。 - ステンレスカウンターバイブレーション仕上げ
使い込まれたような風合いが魅力です。シャープな輝きが美しく清潔感があります。
共通で選択できるカウンターは「人造大理石カウンター」や「フリオカウンター」などがあります。
収納(フロアユニット)の形状は?
まず、開き扉と引き出し収納の違いについて解説いたします。
開き扉では、収納量は比較的多いですが取り出しにくいのがデメリットです。理由としては、物を取るたびにしゃがまなければならないからです。また、色々な物が入っていると奥のものが取り出しにくいという点もあります。
引き出し収納であれば、ラクな姿勢のまま出したりしまったりすることができます。
ラクシーナとLクラスでは、引き出し収納の形状が異なるため、今回はそちらも比較していきます。
ラクシーナのフロアユニット
(写真引用:Panasonic公式HP「ラクシーナカタログ 」)
ラクシーナの収納は、仕切りがついている引き出し収納のため、より使いやすくなっています。シンク下収納には包丁差しやまな板スタンド、コンロ下収納には調味料ボックスや縦の仕切りがついています。適材適所に収納ができるためストレスなくお使いいただけます。
Lクラスのフロアユニット
(写真引用:Panasonic公式HP「Lクラスカタログ フロアユニット」)
Lクラスの収納は、スタンドイン収納と言いコンロ下の収納にはフライパンやお鍋を立てて収納できるパーツがついています。また、シンク下の収納の中には引き出しパレットがついています。引き出しを開けると連動して開き、細かいものをしまうことができます。
コンロ下・シンク下ともに、手前のものであれば引き出しを少し開けるだけでサッと取り出せます。すぐに物が見つかり、ラクに取り出したりしまったりすることができます。
奥行の違い
(写真引用:Panasonic公式HP「キッチンガイドブック」)
引き出し収納の奥行きも、Lクラスとラクシーナでは違いが見られます。
ラクシーナでは引き出し収納の奥行きが47.5㎝に対し、Lクラスは57.5㎝もの奥行きがあります。10㎝の違いで、収納量は大幅にアップします。
クイックコンセントについて
(写真引用:Panasonic公式HP「キッチンガイドブック」)
Panasonicのキッチンには、クイックコンセントというアイテムがあります。クイックコンセントは、キッチン側の手元部分にコンセントがありミキサーやブレンダーを使用する際にとても便利です。
こちらは、ラクシーナでは標準仕様でついていますが、Lクラスではオプションとなりますのでご注意ください。またLクラスでは対面プランのレイアウトにした場合、ダイニング側につけられるオプションもあります。
扉色のカラーコーディネートはどのように変わる?
ラクシーナとLクラスでは、カラーコーディネートの幅にも違いがあります。扉色の種類の差や、取っ手を比較します。
扉色の差は45種類!
選べる扉色数はLクラスの方が多く、ラクシーナとの差は45種類にも及びます。カラーコーディネートの幅が広いのは、Lクラスだと言えるでしょう。
しかし、ラクシーナでも46もの扉色柄の用意があります。好きなスタイルやお家に合う色柄を選びましょう。
Lクラスとラクシーナで共通する扉色も約30種類あります。共通の扉色柄のうち、どちらのシリーズでも人気があるのが「ヴィンテージメタル柄」と「スクラッチメタル柄」です。落ち着きのあるクールな雰囲気が好みの方は、是非ショールームで実物をチェックしてください。
(写真引用:Panasonic公式HP「色柄一覧」)
取っ手の種類の違いは?
ラクシーナで選べる取っ手は、主に6種類あります。
(写真引用:Panasonic公式HP「ラクシーナカタログ」)
一方で、Lクラスは12種類の中から取っ手を選ぶことができます。
(写真引用:Panasonic公式HP「Lクラスカタログ 」)
取っ手は、形状により使い勝手も変わります。
- ハンドル取っ手
取っ手がしっかりと握りやすいことがメリットです。どうしても出っ張りがありますが、フックを吊るしたりタオルなどを掛けたりすることができます。 - アルミライン取っ手
出っ張りがないためスマートな見た目に仕上がります。
爪の先が当たって気になるという方もいらっしゃるため、実物をショールームで確認することをおすすめいたします。
それぞれメリット・デメリットがあります。どちらもショールームで展示がありますので、体感して決めることをおすすめいたします。
Lクラスキッチンだけの特別なポイント4選
Lクラスは、Panasonicの中でも最上級グレードのキッチンです。そのため、Lクラスだけの仕様があります。今回は特別なポイントを4つご紹介いたします。
ポイント①:美しくも強いグラリオカウンター
Lクラスだけで選べるカウンターはいくつかありますが、特別感が光るカウンターがグラリオカウンターです。グラリオカウンターは、透明感の高い有機ガラス系の素材と雲母により天然石を忠実に再現した美しさです。さらに、お掃除のしやすさ・丈夫さも兼ね備えておりカラーバリエーションも豊富です。
- 美しいのにお掃除までラク
有機ガラス系の「スゴピカ素材」でできているグラリオカウンターは、汚れに強くキレイが長持ちするカウンターです。
はっ水・はつ油成分を配合しているため、汚れを落としやすいです。こちらの成分は、表面だけのコーティングではなく素材に汚れをはじきやすい素材を練り込んでいます。そのため、効果が長く続きます。しょうゆなどの普段のお料理でついてしまう汚れも、洗剤を使わずにスポンジやふきんでキレイに落とせます。 - 鉛筆硬度9Hで丈夫
鉛筆硬度9Hと高い表面硬度を誇るスゴピカ素材は、傷がつきにくいです。日常のお手入れもしやすく美しさが長く続きます。 - カラーバリエーションは10種類!
グラリオカウンターでお選びいただけるカラーはなんと10種類もあります。クールなブラックから明るく広く見せてくれるホワイトまで揃っています。また、同じブラック系でも3種類から選べるほど選択肢が豊富です。模様や表情の違いがあるため、きっとお好みのカウンターが見つかるでしょう。
グラリオカウンター人気カラー3選
こちらでは、グラリオカウンターで人気のカラー3色をご紹介します。
- 御影ブラック(XE)
- 玄昌ブラック(XK)
- タソスホワイト(XF)
(写真引用:Panasonic公式HP「色柄一覧」)
ポイント②:共同作業が叶うラウンドアクセスプラン
Lクラスでは、キッチンのレイアウトも数多く用意されています。
中でも、枠にとらわれずキッチン側からもダイニング側からも作業が可能なラウンドアクセスプランは、お料理から片付けまで家族ででき、生活に彩りが生まれます。ラウンドアクセスプランは、大きく分けて2種類あります。
Irori Dining
(写真引用:Panasonic公式HP「Irori Dining」)
みんなが集う囲炉裏のように、キッチンを囲んで調理も会話も向かい合ってできるキッチンです。対面操作が可能なIHや、3方向から使えるシンクでみんながどこからでも使いやすいキッチンになっています。コンロ下をオープンにするタイプを選ぶことで、イスを置いて簡単に食事をすることもできます。
Idobata スタイル
(写真引用:Panasonic公式HP「Idobata スタイル」)
一緒に調理作業を楽しむことがコンセプトのキッチンです。ほどよい距離感で、2人以上でも使いやすいことが魅力です。
キッチンの真ん中にシンクがあることが特徴で、複数人で作業してもヒジがぶつからずストレスになりません。奥行きも80㎝と、対面での作業が可能かつ遠すぎない距離感が保てます。
ポイント③:標準で底板ステンレス仕様の高クオリティ
Lクラスは、引き出し収納の底板がステンレス素材となっています。オプションではなく、標準でステンレスのため嬉しい仕様です。
底板がステンレス素材の場合、お掃除がしやすくなり、傷みにくいというメリットがあります。元々がステンレス素材の仕様は、Lクラスならではの利点です。なお、ラクシーナでステンレス素材をご希望の場合はオプションとなります。
ポイント④:間口や高さで細かな調整がきく
Panasonicの最上級グレードのキッチンであるLクラスは、使う人にとことん寄り添える調整ができるようになっています。
- キッチンの高さが1㎜単位で調節可能
他のキッチンでは、キッチンの高さは「80㎝・85㎝・90㎝」の3種類から選ぶことが多いです。Lクラスでは1㎜単位で調整が可能であるため、我が家に合う高さで調理から片付けまで快適にできます。 - 間口も細かく調整でき、リフォームにも最適
リフォームの際、元々あるキッチンが規格に当てはまらない間口の場合があります。Lクラスであれば間口にピッタリ調整ができ、調整した部分まで収納になります。通常のキッチンであれば間口を調整した部分は収納にはならずサイズ調整の為だけのスペースになってしまうため、収納が減らないLクラスはリフォームにもおすすめのシステムキッチンです。
まとめ
今回は、Panasonicのキッチン「ラクシーナ」と「Lクラス」を比較してご紹介いたしました。それぞれに良いところがあり迷うことも多いかもしれませんが、ご家庭に合った使いやすいキッチンを目指しましょう。こちらの記事では共通の点から違いが出てくる部分まで細かく解説しましたので、参考にしていただければ幸いです。
なお当社では、PanasonicリフォームClub加盟店である強みを生かし、特にPanasonic製商品については他社様に負けない提案力と価格を実現します。
もちろんその他メーカー様も取り扱いはございますので、ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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