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お風呂リフォームのおすすめは?メーカー各社の特徴や機能を比較!


キッチンやトイレなどと同様に毎日使用する住宅設備にユニットバスがあります。
ユニットバスは、浴槽、床、壁、天井が一体化しているバスルームのことをいいます。

各パーツを工場で生産し、現場で組み立てるため品質の均一化と水漏れなどのトラブルが起きにくいものとなっています。
そんなユニットバスですが、各メーカーが豊富な種類のユニットバスを展開しており、どれがいいのか迷ってしまうことでしょう。

そこで今回の記事では、ユニットバスの選び方とおすすめメーカー比較を紹介していきます。

 

目次

・1.ユニットバス おすすめメーカーの特徴と比較

・2.ユニットバスの比較ポイント

・3.リフォームにおける選び方のポイント

・4.人気のユニットバスメーカーの特徴

・5.まとめ

 

ユニットバス おすすめメーカーの特徴と比較

住宅設備において重要なユニットバスは多くのメーカーで取り扱いがあり、各メーカーにどのような特徴があるのかわからない方も多いことでしょう。
各メーカーそれぞれ特徴的で便利な機能や、おしゃれなデザインなどさまざまです。

そんなユニットバスについて、戸建て向けのユニットバスの機能比較、浴室リフォームにおすすめメーカーと比較について詳しく解説していきます。

戸建て向けユニットバス製品の機能比較

ここでは戸建て向けユニットバス製品の機能を比較して紹介します。
戸建て向けのユニットバスでは、デザイン性、快適性、お手入れのしやすさ、価格によって選択されることが多いです。

TOTOのユニットバスであれば、クッション性のある床「ほっカラリ床」は床の冷たさがなく快適性が高いです。
タカラスタンダードのユニットバスは、高品位のホーロー素材を使用しており、耐久性やお手入れのしやすさが特徴的です。
LIXILのユニットバスでは、デザイン性が高くオプション機能も豊富にあるため好みのユニットバスにできるカスタマイズ性が高いです。

同じユニットバスで、基本的な構造などは同じですが、各メーカーそれぞれ強みとなる機能を搭載しているため、ショールームなどで実物を確認し、ご自身の希望する機能をしっかいり比較検討しましょう。

浴室リフォームにおすすめメーカーと比較

空き家問題や建築工事のコストダウンのために中古住宅を購入してリフォームを行うなど、リフォームの需要は増えています。
リフォーム工事でよく行われるのが水回りの住宅設備の交換です。

リフォーム工事でのユニットバスの設置はさまざまな条件や制限の中で設置を行うため、柔軟な対応が必要です。
そんな浴室リフォームにおすすめのメーカーについて紹介します。

まずタカラスタンダードのユニットバスは、サイズオーダーが可能であるため、現在の浴室のサイズに入る最大の大きさでユニットバス設置が可能です。
通常ユニットバスは「1216」「1616」「1618」というようにサイズが決まっています。

そのためリフォームの場合、現在の浴室が広くても、ユニットバスを設置すると浴室が狭くなってしまう場合が多いです。
このことからタカラスタンダードのユニットバスのサイズオーダーはリフォーム工事では非常に有効なものといえます。

昔ながらのタイル張りの浴室は寒さを感じやすいため、TOTOの「ほっカラリ床」も有効です。
床の寒さを軽減するため、年配の方などに特におすすめです。
その他にもお掃除のしやすいメーカーなど各メーカーリフォームに適した機能を搭載した商品をそろえているため、必要な機能からメーカーを選択していきましょう。

 

ユニットバスの比較ポイント

ユニットバスは多くのメーカーが商品展開しており、さらに機能やデザインなど各社さまざまです。
それぞれにメリットやデメリットがあり、選択することは困難です。

そこで、ここからはユニットバスの比較のポイントについて以下の項目に沿って解説していきます。

  • 価格や機能の違い
  • 性能や耐久性の比較
  • デザインや機能性のチェックポイント

ユニットバスの比較を行うための参考にしてください。

価格や機能の違い

ユニットバスの価格や機能についてはメーカー、グレード、機能、サイズなどによって変わってきます。
グレードなどは異なりますが、各メーカーホームページ掲載の参考価格は以下のとおりです。

  • LIXIL スパージュ 116.6万円~(1616サイズ)
  • TOTO シンラ 136万円~(1616サイズ)
  • タカラスタンダード プレデンシア 121.9万円~(1616サイズ)
  • トクラス ユーノ 約98.9万円~
  • パナソニック オフローラ 99.5万円~(1216サイズ)

機能については、LIXILでは高機能な「肩湯」「オーバーヘッドシャワー」といった温泉などの施設でしか体験できないような機能を有しており、TOTOでは高機能な床によって保温機能があり、寒い季節でも床の冷たさが感じにくくなっています。

金額が高くなるにつれ多機能なユニットバスが選択可能となるため、必要な機能の優先順位を決めて選択することが重要です。

性能や耐久性の比較

ユニットバスは各メーカーごとに違いがあり、性能や耐久性に違いがあります。
一般的にユニットバスは、平均耐用年数は約15年が目安とされています。
これはあくまでも目安であり、日頃に使用方法やお手入れの状況に変化してきます。

ユニットバスの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスと使用方法を守ることが重要です。
シリコンの補修や交換、排水溝の掃除などを定期的メンテナンスを行い、ユニットバスを優しく使用し傷や負荷がかからないようにすることが必要となってきます。

そんなユニットバスの性能や耐久性についての比較ですが、TOTOのユニットバスは掃除がしやすく、キレイに保つ機能が充実しているため、耐久性について高い傾向にあります。

次にタカラスタンダードについてですが、タカラスタンダードでは高品位のホーローを使用しているため、汚れがつきにくく、傷もつきづらいため、耐久性の高いユニットバスとして評価されています。

使用している素材や使用方法などで耐久性に違いは表れてきますが、定期的なメンテナンスを確実に実施していくことが、ユニットバスの耐久性向上につばながります。

デザインや機能性のチェックポイント

ユニットバスを選ぶ際には、デザインや機能性についても確認しておく必要があります。
デザインや機能性におけるチェックポイントは以下のとおりです。

  • 見た目
    デザインで重要なのは、その見た目です。
    自分の好みや、家のインテリアとの相性などから相性がいいのか確認して選択しましょう。

  • ユニットバスの色はユニットバスの雰囲気を決める重要な要素です。
    落ち着く空間にしたい場合には、シンプルで明るすぎない色を選ぶなどの工夫が必要となってきます。
  • お手入れのしやすさ
    ユニットバスは毎日使用する場所で、湿気は多い箇所です。
    カビが発生しにくく、汚れがつきにくいものを選択することがおすすめです。
  • 省エネ、保温性
    ユニットバスの保温性能は、冬の寒い時期に特に有効で、省エネ効果の向上も期待できます。
    お湯が冷めにくく、入浴時間に違いがあっても、お湯を追加、暖め直す必要もありせん。

ユニットバスメーカーも多くなかなかひとつに絞ることは困難といえます。
しかしメーカーの好みがなければ、上記の項目を参考にユニットバス選びを進めていきましょう。

 

リフォームにおける選び方のポイント

ユニットバスは、浴室の老朽化などによってリフォーム工事においても多く採用される商品です。
新築などと違いリフォーム工事での設置の場合はさまざまな制限がでてきます。

  • 浴室タイプに合った選び方
  • 性能や機能性の重要性
  • 住宅形態や使用頻度に合わせた選択肢

上記の項目にそってリフォームにおけるユニットバスの選び方について詳しく解説していきます。

浴室タイプに合った選び方

リフォーム工事によってユニットバスを検討される場合には、現在の浴室タイプに合ったもの選択する必要があります。
現在もユニットバスであれば、同サイズのものであれば基本的には施工可能となってきます。
しかし、壁や床がタイルで浴槽とは独立しているタイプの場合は、ユニットバスを設置するために、壁や床、浴槽の撤去を行う必要があります。

さらに構造上の問題(撤去できない柱や梁がある場合)などで、設置できるユニットバスのサイズが限られる場合もあります。
そのため、事前に設置できるユニットバスのサイズを確認して、「思ったより小さい」などとならないようにしましょう。

性能や機能性の重要性

リフォームにおけるユニットバスの設置の場合には、浴室に関する現状の不満や不便に感じることが解消できる機能や性能を選択することが重要です。

せっかくリフォームによって新しくなるユニットバスでは、掃除がしやすくなったり、保温性が向上してお湯が冷めにくくなったりと、便利になる機能を搭載したタイプを選択することがおすすめです。

住宅形態や使用頻度に合わせた選択肢

ユニットバスは戸建ての住宅とマンションとでは、仕様などに違いがあります。
マンション用ユニットバスの下部には水漏れ防止のパンがついています。さらに低床用の脚など異なる部分が細部にあります。

住宅形態の違いについても理解しておき、選択することが必要です。
その他にもユニットバスの使用頻度の違いによって必要な機能についても省いたり、追加したりして無駄なコスト削減も行いましょう。

 

人気のユニットバスメーカーの特徴

ここからは人気ユニットバスメーカーの概要や特徴について紹介していきます。

  • LIXIL
  • タカラスタンダード
  • TOTO
  • トクラス
  • パナソニック

ユニットバスだけでなく、住宅設備機器全般を取り扱う上記5社のメーカーを紹介していきます。

LIXIL

LIXILのユニットバスはデザイン性と掃除のしやすさが特徴的な商品を提供しています。
おしゃれなデザインと床の表面加工・構造によって独自の「キレイサーモフロア」や「くるりんポイ排水」によって日々の掃除を楽にしてくれます。

保温性も高くお湯が冷めにくく、足元も「ホッとあたたか」な浴室環境を実現しています。
グレードの高い商品では、浴槽から流れ出る肩湯・マッサージ湯の「アクアフィール」などがあります。
LIXILのユニットバスは非日常を感じさせる機能によって快適なバスタイムを可能としています。

(写真引用:LIXIL社HPより「アクアフィール」)

タカラスタンダード

タカラスタンダードのユニットバスは高品位のホーローサイズオーダー可能な点が他のメーカーにない大きな特徴といえます。
高品位のホーローは、汚れがつきにくく、傷にも強く日々のお手入れが行いやすいです。

さらに通常ユニットバス決まったサイズの商品しかありませんが、タカラスタンダードは間口、奥行が2.5㎝刻みでのサイズオーダーが可能です。
これにより、設置スペースを最大限に使用したユニットバスの設置が可能です。
特にリフォームなどの制限がある場合などにおすすめです。

(写真引用:タカラスタンダード社HPより「ぴったりサイズシステムバス」)

TOTO

TOTOのユニットバスは優れた機能と、シンプルなデザインが特徴的な商品を展開しています。
掃除のしやすさを向上させる「お掃除ラクラクほっカラリ床」「お掃除ラクラク排水口」などがあります。
カビ防止にも効果があるため、衛生的にも優れたものとなっています。

さらに「ほっカラリ床」と「魔法びん浴槽」は断熱性に優れ省エネ性の高さも特徴的です。
オプション機能では、床を自動洗浄する機能や浴室換気暖房乾燥機の「三乾王」などシンプルながら、高機能の商品展開を行っているのがTOTOのユニットバスといえます。

(写真引用:TOTO社HPより「三乾王」)

トクラス

トクラスのユニットバスは独自の発想で設計された浴槽の入りやすさや、標準搭載の音響システムが特徴的です。
トクラスの浴槽は人造大理石を使用しており、艶がなめらかであり毎日の掃除が楽に行えます。
さらに標準搭載のヤマハのスピーカーは、リラックスでき快適なバスタイムを実現します。

トクラスのユニットバスは他のメーカーに比べ価格のお手頃さが特徴のひとつです。
価格以上の機能を有したユニットバスであるため、コスパの良いユニットバスをお探しの方におすすめな商品であるといえます。

(写真引用:トクラス社HPより「AXIY」)

パナソニック

パナソニックは、家電メーカーである強みを生かし、テクノロジーを結集した“家事がラクになる”機能を展開しております。
なかでもフラットラインLED照明は、「線」で光らせるパナソニックの道光技術により、照明器具の存在感を無くし空間全体をすっきり、美しく照らします。
また、お手入れが楽なスゴピカ浴槽は高級感漂うしっかりした厚みと硬さでありながら、水や汚れをはじきスゴく汚れにくい、キレイでピカピカな状態が保たれるつくりとなっています。


(写真引用:Panasonic社HPより「フラットラインLED照明」)

 

まとめ

今回の記事では、ユニットバス選び方やおすすめメーカーについて紹介していきました。
ユニットバスは取り扱っているメーカーが多くそれぞれに異なった魅力的な特徴を持った商品があります。

保温性に優れた商品、お手入れや掃除がしやすい商品など、自身が求める機能を優先して選択を行うことが重要です。
実物の商品をショールームで確認することも非常に重要ですので、ぜひ今回の記事を参考に自身に合ったユニットバスを選択してください。

なお当社では、PanasonicリフォームClub加盟店である強みを生かし、特にPanasonic製商品については他社様に負けない提案力と価格を実現します。
もちろんその他メーカー様も取り扱いはございますので、ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください

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