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Panasonicの床材「ベリティス」の特徴は?選び方から色柄までご紹介


Panasonicの「ベリティス」は多彩な色柄が魅力で、内装ドアや収納などと合わせてコーディネートできる床材です。今回はベリティスの特徴や選び方、カラーコーディネートについてご紹介いたします。

 

目次

・1.ベリティスの「高意匠シート」とは

・2.ベリティス「フロアー」と「フローリング」の違いについて
 ・2.1.ベリティスフローリング
 ・2.2.ベリティスフロアー

・3.コートの種類とおすすめ空間をご紹介
 ・3.1.水のしみ込みから傷にまで強い「トリプルコート」
 ・3.2.すり減りに強い「ダブルコート」
 ・3.3.使用頻度の低い空間には「ベースコート」

・4.色柄一覧とカラーコーディネート
 ・4.1.ホワイトで明るく広く
 ・4.2.ブラックがお好みの方は『木目×ブラック』で引き立たせる
 ・4.3.同色でシンプルにまとめる

・5.ペットやリフォームに特化した床材を解説
 ・5.1.みんなが暮らしやすい「わんにゃんSmile」
 ・5.2.上から貼るだけ!1.5㎜リフォームフローリングUSUI-TA[ウスイータ]

・6.まとめ

 

ベリティスの「高意匠シート」とは


(写真引用:Panasonic公式HP「フローリング・木質床材 商品ラインアップ」)

ベリティスは「高意匠シート仕上げ」となっています。高意匠シートは、化粧シートの一種です。化粧シートとは紙やフィルムに色柄をつけて印刷したシート状の床材のことを指し、多くのメリットがあります。
まず、手に入りにくい木材の色柄も選択することができます。天然木の場合、希少で手に入りにくい木材がありますが、高意匠シートではその心配はございません。ベリティスでは多くの色柄があり、お好みのものをお選びいただけます。

次に価格です。天然木の床材を選択する場合、高価格になりやすいですが、高意匠シートはお求めやすい価格となっています。天然木より安価であるにも関わらず、まるで本物のような木目に仕上げることができます
このように多くのメリットがあります。反対にデメリットを挙げるとするならば、天然木では木材の経年変化が楽しめますが、高意匠シートでは風合いの変化がないため、ずっと同じ色柄となることです。しかし、選んだお好みの色柄とずっと共に過ごせるとも言えます。

ご紹介した化粧シートのほかに「ベリティスフロアー トリプルコート石目」では木目ではなく石目の用意もございます。こちらは他の化粧シートとは異なり表面材がオレフィン系樹脂化粧シートとなっています。オレフィン系樹脂化粧シートはポリエチレンなどのオレフィン系樹脂をシート状にしたものです。その素材とトリプルコートにより、水回りにおすすめの床材となっています。

 

ベリティス「フロアー」と「フローリング」の違いについて

ベリティスの床材には「ベリティスフロアー」と「ベリティスフローリング」があります。
床材は幅の広さの違いや溝の本数などが、印象を大きく左右します。こちらでは違いを詳しく解説いたします。理想の床のイメージを膨らませていきましょう。

ベリティスフローリング

(写真引用:Panasonic公式HP「ベリティスフローリング トリプルコート」)

ベリティスフローリングは、幅145㎜とベリティスフロアーよりも幅が狭いことが特徴です。幅が145㎜の場合立体感が出るため、寂しさのないにぎやかな印象に仕上がります。明るい色を選択すれば、より軽快なイメージとなります。

ベリティスフロアー

ベリティスフロアーは、幅が303㎜ありベリティスフローリングよりも広いです。さらに、1本溝が入っているデザインもあります。

広幅タイプ

(写真引用:Panasonic公式HP「ベリティスフロアー トリプルコート ワイドウッド」)

    幅が303㎜の、比較的広いタイプです。溝がないため空間の広がりを楽しむことができます。最近人気が高まっているデザインのひとつでもあります。
また、広幅タイプには石目の柄もあります。石目は5種類の展開で、和風のお部屋や洗面・トイレなどのサニタリー部分にとてもよく合います。

1本溝入りのデザイン

(写真引用:Panasonic公式HP「ベリティスフロアー トリプルコート」)

幅303㎜かつ1本溝入りのデザインです。1本溝はワンセット(約30㎝)の幅の中に1本溝があるものを指します。よって約15㎝ごとの間隔で溝があります。
1本溝があることにより、部屋をすっきりと広く見せてくれる効果があります。

1本溝以外の溝の種類としては2本溝が挙げられます。2本溝は約10㎝ごとに溝があり、ワンセット(約30㎝)の中に2本溝があります。
2本溝は、Panasonicのもう一方の床材「マイスターズウッド」にて選択可能商品があります。

 

コートの種類とおすすめ空間をご紹介

ベリティスの床材コーティングは3種類あります。コーティングの種類により掃除のしやすさや傷のつきにくさなどの性能が決まります。そのため、床にかかる負荷の違いを考え空間によって使い分けることが重要です。こちらではコートの種類と、おすすめ空間をあわせてご紹介いたします。

水のしみ込みから傷にまで強い「トリプルコート」


(写真引用:Panasonic公式HP「美しさが続く選択肢「適材適床」」)

水回りにも使用できる唯一のコーティングがトリプルコートです。水のしみ込みにも対応している高密度コートがあることがその理由です。
構造としては2種類のUVコートと、高密度コートの3層となっています。
水のしみ込み対応はもちろんのこと、掃除のしやすさ・汚れにくさまで兼ね備えているコーティングです。高密度コートが溝の中やさね部まで丁寧に塗装がしてあるため、掃除がしやすくなります。キレイを保ちやすく長続きする、最上級のコーティングです。

トリプルコートのおすすめ空間は、洗面やトイレなどの水回り部分やLDKです。
洗面やトイレなどのサニタリー部は水がかかりやすいため、トリプルコートが欠かせません。そしてLDKは家族が生活する時間が最も長い空間です。床に負荷がかかることが多くても、トリプルコートであれば安心です。

また、ダブルコート・ベースコートにある色柄はすべてトリプルコートで選択可能です。希望の色柄から変更せずに性能のみ上げることができることも魅力のひとつです。

すり減りに強い「ダブルコート」


(写真引用:Panasonic公式HP「美しさが続く選択肢「適材適床」」)

UVコートを2層に重ね塗りし、すり減りにくい仕様になっているダブルコートは、へこみや傷に強いことが特徴です。
ダブルコートのおすすめ空間は、子ども部屋やワークスペースです。

LDKよりも使用頻度は低いですが、お子様のおもちゃによる傷やイスの引きずりにより、傷がつきやすい空間でもあります。2層のUVコートで丈夫にすり減りにくくすることをおすすめいたします。

使用頻度の低い空間には「ベースコート」


(写真引用:Panasonic公式HP「美しさが続く選択肢「適材適床」」)

UVコートのみのコーティングで、基本の性能を満たしているのがベースコートです。
ベースコートは、寝室や廊下におすすめのコーティングです。
長時間滞在することがないスペースである廊下や、歩き回ることの少ない寝室であればベースコートでも問題ありません。

 

色柄一覧とカラーコーディネート

ベリティスは、豊富な色柄が特長のひとつでもあります。ベリティス床材の色柄をすべて合わせると20種類以上あります。


(写真引用:Panasonic公式HP「カタログベリティス セレクトブック」)

ベリティスには床材だけでなく収納やドアの商品もあるためそちらと揃えることや、キッチンと雰囲気を合わせて組み合わせることもできます。
ベリティスの床材と内装ドアなどの建具の色を合わせると、統一感が出ます。少し似ている色を組み合わせるとかえって浮いてしまうため、ベリティスシリーズで揃えるとより安心です。

リフォームする場合でも、例えば床とキッチンを同じメーカーで揃えたり、床のリフォームと一緒に収納を見直したりすると空間がまとまりやすくなります。こちらでは、床材と内装ドアの組み合わせを例として3つご提案いたします。

ホワイトで明るく広く

(写真引用:Panasonic公式HP「ベリティス ホワイト柄のご提案」)

ホワイトを多く使うと、空間が広く・明るく見えます。毎日目に入る空間をホワイトでまとめると、明るい気持ちにさせてくれます。こちらの写真のコーディネートは床材がベリティスフロアー:アイボリーアッシュ柄、内装ドアはベリティス:しっくいホワイト柄です。同じホワイト系でも、質感の違うものを選ぶことでまとまりがありつつもしつこさが無くコーディネートできます

ブラックがお好みの方は『木目×ブラック』で引き立たせる

(写真引用:Panasonic公式HP「ベリティス ブラックのご提案」)

ブラックを使ってクールな印象に仕上げたい場合は、木目の床との組み合わせがお勧めです。理由としては、上質ながらも温かみある空間になるためです。床は面積が広いため、木目を使って温かみを残すには最適と言えます。その他のキッチンや収納・内装ドアをブラックにまとめることで、ブラックの主張も弱まらずホテルやレストランなどの特別な空間のように仕上がります。こちらの写真では、床材はベリティスフロアー:アイボリーアッシュ柄、内装ドアはベリティス:ブラックオーク柄、キッチンはLクラス:ブラックオーク柄です。

同色でシンプルにまとめる


(写真引用:Panasonic公式HP「カラーコーディネイション」)

統一感を持たせた空間がお好みの場合は、内装ドアと床材のカラーを同じものに揃えることもひとつの手です。また、色の組み合わせをどうすればよいかわからない・カラーコーディネートが得意ではないという方は、色を揃えておくと失敗がありません。暮らしている途中で雰囲気を変えたくなった場合は、収納やソファなどに他の色を使うと良いでしょう

写真は床材・内装ドアともにウォールナット柄で揃えたものです。上質な空間に仕上げてくれるカラーかつ、その濃い色味で髪の毛などの汚れが目立ちにくいという利点もあります。『暮らして実感!みんなの“気付き”アンケート(パナソニック(株)調べ)』によると、気になる汚れの1位は「髪の毛」でした。気になる方が多い髪の毛汚れを目立ちにくくするために、ウォールナットなどの濃い色を選ぶことも選択肢のひとつです。

 

ペットやリフォームに特化した床材を解説

Panasonicの床材は、リフォーム専用の「1.5㎜リフォームフローリングUSUI-TA[ウスイータ]」や、いぬ・ねこにやさしい「わんにゃんSmile」などニーズに沿った床材も揃っています。それぞれ特徴を解説いたします。

みんなが暮らしやすい「わんにゃんSmile」


(写真引用:Panasonic公式HP「ベリティスフロアー わんにゃんSmile」)

わんにゃんSmileは『いぬ・ねこが楽しく過ごせて、人も暮らしやすい』がコンセプトの建材です。わんにゃんSmileでは家全体に工夫が凝らされています。床材ではベリティスフロアーの一種にわんにゃんSmileがあり、すべりにくい床材で足腰の負担を軽くします

「ベリティスフロアーわんにゃんSmile」は、特に滑りに配慮した床材です。いぬが室内で生活する場合、滑りやすい床だと身体に負担がかかり関節に健康被害が起きてしまうこともあります。しかし「ベリティスフロアーわんにゃんSmile」であれば運動量の多い小型犬でも安心です。防滑仕上げであるため、転倒などの不安を軽減し室内を走り回っても負担になりにくく快適に過ごすことができます。

また、「ベリティスフロアーわんにゃんSmile」は床暖房対応商品です。人もいぬもねこも、冬でも我慢せず暖かく過ごすことができます。

わんにゃんSmileでは「ベリティスフロアーわんにゃんSmile」の他に、居場所を自由に分けることができる内装ドアや、ねこの動線をつくるインテリアカウンターもあります。組み合わせることによって、よりいぬ・ねこにとっても快適な空間に仕上げることができます。

上から貼るだけ!1.5㎜リフォームフローリングUSUI-TA[ウスイータ]


(写真引用:Panasonic公式HP「1.5mmリフォームフローリング USUI-TA[ウスイータ]」)

簡単にリフォームができるリフォーム専用床材もございます。その名も「1.5㎜リフォームフローリングUSUI-TA[ウスイータ]」です。USUI-TAは既存の床の上から重ね貼りするだけでリフォームが完了します。床を張り替える施工と比べて納期を短縮できることがメリットのひとつです。

車いすやペットに対応するリフォーム床を希望される場合にとてもお勧めの床材です。

また、省施工であることに加え軽くて薄いこともUSUI-TAの特徴です。厚み1.5㎜の薄い床材のため、段差の少ないリフォームが可能です。
部分的なリフォームでも段差が気になりにくいほか、ドアとも干渉しないためまさしく「上から貼るだけ」で済みます。大掛かりなリフォームではないところも嬉しい点です。

種類としては、通常タイプのほかに「USUI-TA耐熱タイプ」や「USUI-TA耐熱タイプ・滑り配慮仕様」などがあります。滑り配慮使用では、いぬ・ねこの負担を減らし滑りにくくしてくれる仕様であるため、新しくいぬ・ねこを迎え入れる際にUSUI-TAでリフォームをすることもお勧めです。

色柄は「USUI-TA耐熱タイプ・滑り配慮仕様」のみ5種類から、その他は10種類の選択肢があります。

 

まとめ

今回は、Panasonicの床材「ベリティス」をご紹介いたしました。床材を決める際には、見た目と性能の両方を確認して選択することが大切です。
ベリティスは、高意匠シートで本物のような木目に仕上げることができ、天然木では手に入りにくい色柄も選ぶことができます
種類を大きく分けると「ベリティスフローリング」と「ベリティスフロアー」があり、フローリングは幅が145㎜、フロアーは幅303㎜です。幅や溝の本数によって見た目の印象に違いがあります。

なお、ベリティスではコーティングの種類が3つあります。水回りにも対応する「トリプルコート」、すり減りに強い「ダブルコート」、基本的な性能を満たす「ベースコート」の3種類です。空間に合ったコーティングを選ぶことが床のキレイを長持ちさせる秘訣です。

また、ベリティスの色柄は豊富です。内装ドアやキッチンとの組み合わせも重要であるため、ショールームで実物を確認してイメージを膨らませたり、カタログや自分で組み合わせをシミュレーションできる「カラーコーディネイション」でお好みの雰囲気を探したりして、理想の空間をつくりましょう。

なお、大阪でマンション・戸建てのリフォームやリノベーションに関するご依頼は「ビルディングデザイン」におまかせください。
PanasonicリフォームClub加盟店でもある当社では、デザイン・設計から施工まで自社ですべての内容を承っているので、個別に業者を依頼するよりもコストを抑えれる可能性もありますし手間も省けます。

ご相談・お見積りは無料ですのでぜひお気軽にお問い合わせください。

(ビルディングデザインが手掛ける住宅リフォームサービスの詳細はこちら)