【短期集中リフォーム解説vol.1】マンションリフォームの流れを解説。成功に導くためのステップとは
長年マンションに住んでいると、環境の変化や設備の老朽化などによって、リフォームを検討することがあるでしょう。
しかしリフォームをする場合、何から始めたらいいのかわからず不安な方が多いと思います。
そこで今回の記事では、マンションリフォームを始めるための基本的な流れについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
・1.マンションリフォームの基本的な流れについて
・1.1.マンションリフォームの概要と目的
・1.2.リフォームの種類と選び方
・1.3.リフォーム全体の流れ
・2.マンションリフォームを始める前の準備
・2.1.リフォームの計画を立てる
・2.2.希望のイメージを具体化する
・2.3.必要な予算の算定方法
・3.依頼する業者の選び方
・3.1.業者を比較するポイント
・3.2.信頼できる業者の見極め方
・4.契約から着工までの手順
・4.1.契約書の内容と確認事項
・4.2.近隣への挨拶と配慮
・5.引渡しとアフターサービス
・5.1.完成後の検査と確認
・5.2.アフターサービスの重要性
マンションリフォームの基本的な流れについて
マンションリフォーム始めていく際には、まず基本的な流れを理解しておく必要があります。
流れが理解できていなければ、不要な時間やお金がかかってしまいます。
そんなリフォームの流れを理解するために以下の項目について解説していきます。
- マンションリフォームの概要と目的
- リフォームの種類と選び方
- リフォームの全体像を把握する
上記を参考に基本的な流れについて理解を深めていきましょう。
マンションリフォームの概要と目的
マンションリフォームは、既存の内部を改修、改造を行い機能性やデザイン性の向上を目的とした工事のことをいいます。
具体的には、古くなったキッチン、トイレなどの設備の交換や、壁天井の壁紙の張り替え、床の張り替えなどが主なリフォーム工事の内容となってきます。
それぞれのリフォーム工事を行うことによって、マンションの資産価値上昇にもつながっていきます。
日々のライフスタイルの変化によって、必要なリフォーム工事の内容も変わってくるため、目的を明確にしたリフォーム工事を行うことが重要となってきます。
リフォームの種類と選び方
リフォーム工事には、工事の内容によってさまざまな種類の工事があります。
内装リフォーム工事
壁紙の張り替えや床材の張り替えなどを行う工事のこといいます。
使用する材料の種類や特性を考慮して選択することが必要です。
水回りリフォーム工事
キッチン、お風呂、トイレなどの水回り設備の改装工事のことをいいます。
機能性やデザイン性を検討して、日々の生活を快適にするものを選択しましょう。
バリアフリーリフォーム工事
手すりの設置やスロープを設置して段差解消などを行う工事のことをいいます。
使用者が快適に使用できるように、設置するものの素材や種類を選択する必要があります。
上記が主にマンションリフォームで実施される工事の種類などです。
マンションでは少ないですが、耐震リフォームや断熱リフォームといった工事もあります。
リフォーム全体の流れ
マンションリフォームをスムーズに進めていくためには、全体の流れを理解しておく必要があります。
そうすることで、スケジュール管理や何をするべきかの優先順位などが明確になってきます。
マンションリフォーム全体の流れとしては以下のようになってきます。
- リフォーム計画
どの部分をリフォームするのかを明確にしていきます。
インターネットやリフォーム雑誌などを参考にイメージを膨らませていきます。 - マンション管理規約の確認
マンションには、管理組合が存在し管理規約などがあります。
規約を確認し、計画しているリフォームが可能であるのか、必要な手続きなどを確認します。 - 見積り依頼、業者の選定、契約
リフォームを実施するために、リフォーム業者などに見積もり依頼をしていきます。
相見積もりなどを行い合意に至った業者と契約します。 - 工事着工
契約後は工事に進んでいきます。
工事中は進捗や打合せどおりに工事が進んでいるかチェックすることが必要です。 - 工事完了、引渡し、アフター
工事が完了したら、契約通りに工事が完了しているか確認を行い、問題無ければ引渡しとなってきます。
その後はアフターフォローという形で、何か不具合があれば施工会社とやり取りを行います。
ローンを利用する場合は、銀行などとのやり取りも増えてきますが、上記がマンションリフォームの全体の流れとなってきます。
マンションリフォームを始める前の準備
全体の流れが理解できたら、いよいよマンションリフォームを始めていくこととなってきます。
しかし、マンションリフォームを始める前にいくつか準備しておくことがあります。
- リフォーム計画を立てる
- 希望のイメージを具体化する
- 必要な予算の算定
上記がマンションリフォーム始める前の準備する項目となってきます。
ここからはこれらの項目について詳しく解説していきます。
リフォームの計画を立てる
まずリフォームを行うための計画を立てていきます。
なぜリフォームが必要なのか、現状の不便な点や改善が必要な点などを出していきましょう。
「壁紙や床の汚れ、傷などがひどい」「食洗器がほしい」「ガス給湯からエコキュートに変えたい」などリフォームが必要な箇所は多種多様です。
それらを実現するためには、どの種類のリフォーム工事が必要であるか明確化していきます。
工事の種類の他にも、いつまでに工事を行いたいなどのスケジュールの問題などもでてくるため、いつから始めていつ完了したいのかなども明確化していきましょう。
上記のようになるべく、リフォームの計画を明確化して立てていくことで、見積もりの依頼や業者選定などがスムーズに行えるため、計画はしっかりと立てていきましょう。
希望のイメージを具体化する
リフォームではイメージを具体化することはとても重要な要素となってきます。
具体化することで、リフォームの目的や方向性が明確になってきます。
イメージが抽象的だと、リフォームの必要性が中途半端となり、満足のいくリフォームができません。
具体的であれば、業者に伝える内容も明確であり、見積もりも正確なものが算出され、工事の進行、完成の精度向上にもつながります。
インターネットやホームページなどで施工事例、メーカーショールームなどで、実物を確認してイメージを具体化する方法もおすすめです。
必要な予算の算定方法
リフォームを行うための予算を明確しておくことも重要です。
予算も不明確で計画を立てていくと、金額が上がり過ぎてリフォームを断念、金銭的な無理が生じてしまいます。
そのため必要な予算をあらかじめ算定しておくことが必要です。
予算の算定を行うために以下の項目を決めておくことが重要です。
- リフォームの目的を明確化しておく
- 予算の上限を決めておく
- 補助金や助成金について調べる
- 見積もりは相見積もりをとる
上記の項目を決め、検討することによってリフォーム工事に必要な予算が明確化されるため、リフォーム計画やイメージが決まったら、予算の算定を進めましょう。
依頼する業者の選び方
リフォームを行う工事業者は、種類や数も多くどこが最適な業者であるのかを選ぶのは、非常に困難なことです。
得意な工事、不得意な工事、会社の規模などもさまざまです。
そんなリフォーム工事を依頼する業者の選び方について、比較するポイントや信頼できる業者の見極め方などをいくつか紹介していきます。
ぜひ業者選びの参考にしてください。
業者を比較するポイント
リフォーム業者を比較する際のポイントとしては以下のようなものがあります。
これらのポイントに注意して業者を選定していくと満足のいくリフォーム工事が行える可能性が高まります。
- 過去の工事実績と評判
業者の工事実績や口コミなどの評判を確認しましょう。
これは会社のホームページや口コミサイトなどから情報収集が可能です。 - 見積もりの透明性
見積もりの内容と金額を確認することで、適正な価格であるかの判断材料となってきます。 - アフターサービス
リフォーム工事後に不具合などが発生した場合のアフターサービスの充実さも確認が必要です。
工事中だけでなく、工事の不具合は完成後におきる場合もあるため、工事完了後もしっかりと対応してくれる業者を選定しましょう。
上記の項目を参考にして、業者の比較検討を行っていくことが重要です。
信頼できる業者の見極め方
リフォーム工事は、専門的な工事であるため素人である消費者には、行われる工事が必要なものであるか、正しい工事であるか判断することができません。
そのため工事について、信頼できる業者に工事を行ってもらいたいと思う方が多いことでしょう。
そんな信頼できる業者の見極め方についてですが、まず会社が建設業許可やリフォーム工事に関連する資格を保持しているかの確認を行いましょう。
資格を保持していることは、社会的な信用にもつながり、最低限の知識を有していることの証明にもなります。
さらに過去の施工事例も確認し、どのような工事が得意なのか確認しましょう。
その他にも、工事後の保証内容や定期点検の実施状況、担当者との相性などさまざまなことから信頼できる業者であるか判断可能です。
比較のポイントと合わせて検討していき、適切な業者の選定を行いましょう。
契約から着工までの手順
業者の選定が完了したら、いよいよ契約を結び工事着工へと進んでいきます。
リフォーム工事の契約書は金額だけでなく、確認するべき項目が多くあります。
契約後の工事着工にあたっても、準備しておくべきことなどが存在します。
ここからはそんな、契約書の内容や確認事項、工事着工までの準備するべきことについて紹介していきます。
契約書の内容と確認事項
契約書には金額だけでなく細かい内容が多く記載されている重要な書類です。
確認を怠ると後々のトラブルにもつながるため、しっかりと確認しておく必要があります。
そんな契約書の確認しておくべき項目には以下のようなものがあります。
- 工事名称、工事場所、工事期間
今回の工事の内容となる部分であるため、間違いがないかの確認をしっかり行いましょう。
特に工事期間は、工事が遅延した場合などの保証や返金に関わるため重要な項目です。 - 請負金額、支払い方法
見積書通りの金額が記載されているか、支払いの条件などについても確認しておきましょう。
請負金額が多い場合は、支払いを着工時、中間時、完了時と分けて支払う場合もあるため注意しましょう。 - 保証、損害賠償
工事後の保証期間や工事中のトラブルに対しての損害賠償の内容が記載されています。
この内容は重要ですが、説明が不十分な場合が多いためしっかり確認しましょう。
その他にもクーリングオフの条件のことや約款など確認すべき項目が多い契約書ですが、しっかりと確認を行い、後々トラブルとならないようにしていきましょう。
近隣への挨拶と配慮
マンションリフォームの場合は特に近隣への挨拶や配慮が不可欠となってきます。
上下左右の階の住民はもちろんですが、共有スペースである廊下やエレベーターは全ての住民が使用する場所であるため、工事の挨拶は必ず必要です。
上下左右の階の住民の方へは、直接挨拶に伺いその他の住民に対しては、管理人などに相談してマンションの掲示板などに掲示してもらうなどの方法をとるとよいでしょう。
引渡しとアフターサービス
工事が完了したら、いよいよ引渡しとなっていきます。
引渡し前には、完成後の検査を実施し問題なければ引渡し、その後はアフターという形となってきます。
ここからは、完世後の検査の確認すべき点や、アフターサービスの重要性について詳しく解説していきます。
完成後の検査と確認
リフォーム工事が完了したら、工事個所の検査を行います。
これは契約書や設計図書の図面どおりに施工が完了しているか、キズや汚れなどがないかの確認を行います。
色や品番の違いや、設備機器の仕様が間違っていないかなどを確認していき、施工中に生じたキズや汚れの箇所についても確認していきます。
検査発覚した問題を是正した後に正式に工事完了となっていきます。
工事完了が確定したら、残金の支払いを行い、引渡しという流れとなっていきます。
アフターサービスの重要性
リフォーム工事では、工事完了後に器具の不具合といった問題が発生することもあります。
メーカー品などで問い合わせの窓口があれば、そちらに連絡してもいいですが、施工業者に連絡して対応してもらう必要があります。
このアフターサービスは非常に重要で特に水回りの生活に影響する部分の問題は早期に対応する必要があります。
アフターサービスが充実している業者は即日対応してくれますが、対応が悪いと時間がかかってしまい、その間不便な生活を送ることとなってしまいます。
そうならないためにも、アフターサービスの重要性を理解して業者の選定しておくことが重要です。
まとめ
今回の記事では、マンションリフォームの始めるための基本的な流れについていろいろ解説していきました。
リフォーム工事を行うためには、計画から契約、工事着工から工事完成といった、いくつかの流れに沿って進んでいきます。
それぞれに検討や確認事項が多く、金銭的なことでなく労力もかかるものです。
今回の記事を参考に基本的な流れや注意点を理解して、負担を少なく効率的にマンションリフォーム工事を実施できるようにしてください。
なお、大阪でマンション・戸建てのリフォームやリノベーションに関するご依頼は「ビルディングデザイン」におまかせください。
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