【短期集中リフォーム解説vol.2】マンションリフォーム成功のための必見チェックポイントとは
マンションリフォームを行う方は、何度も経験がある方よりも初めて実施する人の方が多いです。
そんな方々は上手くリフォームが行われるのか不安に感じる方が多いことでしょう。
そこで今回の記事では、マンションリフォーム成功のためのチェックポイントについて詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしていただき、満足度の高いマンションリフォームを実現してください。
目次
・1.成功するマンションリフォームの”目的”とは
・1.1.リフォームを決定する理由
・1.2.住まいの快適性向上
・2.リフォームの計画・準備段階の重要性
・2.1.優先順位の設定
・2.2.必要な書類の整理と準備<
・3.工事の進行状況を確認する方法
・3.1.工事中のチェックポイント
・3.2.定期的な現場訪問の重要性
・3.3.リフォーム後の引き渡しチェックリスト
・3.4.引き渡し時の検査項目
・3.5.不具合が発生した場合の対応
・4.リフォームに関連するトラブル事例
・4.1.よくあるトラブルとその原因
・4.2.トラブルを防ぐための対策
成功するマンションリフォームの”目的”とは
マンションリフォームを成功させるためには、目的を明確化させることが重要となってきます。
目的が不明確であると、計画を行う際にも軸がなく中途半端な工事となる可能性があります。
さらにマンションリフォームでは重要な業者とのやり取りもスムーズに進まなくなってしまいます。
そのようにならないため、まずはリフォームの目的を明確化して、計画を進めていくことが重要となっていきます。
リフォームを決定する理由
マンションリフォームの目的を明確化するために、リフォームを決定する理由を具体化してきます。
マンションリフォームを決定する理由には以下のようなものがあります。
- 変化するライフスタイルへの対応
住む人のライフスタイルの変化は、どの家庭でも発生することです。 特に子供の成長や住む人の環境の変化によって、現在の住まいに不便が感じられます。 その際に、リフォームによって、部屋を仕切って部屋数を増やしたり、不要になった部屋の壁を取って大きな部屋にしたりと、住環境の改善を行うことが可能です。
- 壁天井の壁紙や床の経年劣化
壁天井に施工されている壁紙は、経年劣化によって発生する黄ばみや、傷・汚れが目立つようになってしまいます。
床についても同様で、経年劣化による傷や汚れは、直接生活に影響を与えるものでないですが、キレイな床や壁天井は心を豊かにしてくれます。 - 住宅設備機器の老朽化
住宅設備機器は、日々新しい設備が出てきて便利な機能を搭載したものが多く出ています。
さらに住宅設備機器は、年数が経つと機能の低下や故障が起こりやすくなってしまうため、古いものは交換が必要となってきます。 - バリアフリー化の必要性がある
住み始めの頃は必要なかった廊下の手摺や、問題なかったちょっとした段差も、年齢を重ねていくうちに、必要性や不便を感じるようになってきます。
そのため、バリアフリー化リフォームによって、普段の生活を快適に行えるようにしていきます。
上記のようにマンションリフォームを決定する理由はさまざまありますが、この理由をもとにマンションリフォームの目的を明確化していきましょう。
住まいの快適性向上
マンションリフォームの実施はさまざまな理由から決定されていきますが、住まいの快適性向上も大きな要素です。
マンションリフォームは決して安い工事ではなく、規模が大きくなればなるほど大きな金額がかかるものです。
そのため、マンションリフォームを実施したら、快適性向上が実現されなければ意味がないともいえます。
マンションリフォームを成功させて現在の住まいから、快適性が向上されるマンションリフォームを目指していきましょう。
リフォームの計画・準備段階の重要性
マンションリフォームを成功させるためには、計画や準備段階は非常に重要です。
計画性や準備不足のリフォームは、無駄な労力や金銭が発生する可能性が高く、満足のいくマンションリフォームを実施することが困難です。
そこでマンションリフォームの計画・準備段階の重要性について、いくつかの項目から解説していきます。
優先順位の設定
マンションリフォームの計画を行う際には、優先順位の設定を行うことが重要です。
マンションリフォームではさまざまことを計画・準備する必要があり、優先順位を設定していなければ、計画がはっきりせず準備も不十分なものとなってしまいます。
マンションリフォームで優先順位の項目とされることには以下のようなものがあります。
金額
マンションリフォームを行うためには、工事内容によりますが大きな金額がかかります。
しかし、余裕がある方ばかりではなく、支払いできる予算があります。
予算を大きく超えるような工事は、工事完了後の生活を圧迫し、快適性を得られても苦労する可能性があります。
そのため、予算を厳守して工事を行うことがおすすめです。
仕様やグレード
工事を行う材料や設備機器の仕様やグレードもリフォームにおいて重要な要素です。
仕様やグレードが上がると、見た目のデザイン性の高さ、高機能な設備機器となってくるため、快適性の向上が期待できます。
しかし仕様やグレードの高いものは、金額が高くなってくるため、金額とのバランスを検討する必要があります。
工事範囲、時期
工事を行う範囲や時期についても重要な要素です。
工事の範囲を広げれば、リフォーム行うことによる効果は向上しますが、その分工事金額は上がってしまいます。
工事時期についても、実施するタイミングが限られている場合もあるため、優先順位の項目のひとつと考えられます。
上記のような項目の中から、自身で優先順位を設定して、効率的リフォーム計画の作成を行いましょう。
必要な書類の整理と準備
リフォームの計画・準備を行う際には、必要な書類の用意しておく必要が出てきます。
そんなリフォーム計画を行う際の必要書類については以下のようなものがあります。
- 見積書
- 契約書
- 設計図面
- 仕様書
- 工程表
上記のような書類が必要となってきます。これらはリフォーム工事業者から受け取る書類となっていきます。
その他に自身で準備しておく書類として、住まいの図面一式があると、工事業者とのやり取りや精度の高い工事を行うことが可能となっていきます。
しっかりとした準備が、後の工事進行をスムーズにしていくため、リフォーム工事業者とも打合せしながらしっかり準備しましょう。
工事の進行状況を確認する方法
いざリフォーム工事の方が進んでいくと、いくら打合せをしっかり行っていても、ちゃんと工事されているのか不安に感じるものです。
しかし、工事の現場に足を運んでいいものなのか?職人さんの邪魔にならないのか気になる方もおられることでしょう。
そんな現場訪問ですが、工事の進行状況の確認以外にもさまざまなメリットが存在するため、現場訪問の重要性について解説していきます。
工事中のチェックポイント
リフォーム工事中には、工事の進行状況以外にもさまざまなことを確認しておく必要あります。
工事中のチェックポイントとして以下のようなものがあります。
- 近隣への挨拶や対応
工事スタート前の近隣挨拶はもちろん、工事中の近隣への配慮は必要不可欠です。
共有スペースなどに資材を置いたり、休憩したり近隣の方に迷惑をかけていないか確認する必要があります。
これらは後々のクレームに発展する可能性があるため注意が必要です。 - 現場の確認
現場の状況を見るだけで、さまざまなことが確認できます。
現場が清掃されてきれいに整理整頓されているか、傷がついてはいけない箇所に養生が行われているかなど、現場をみるだけで簡単に確認できます。
これらのことが行き届いている現場は丁寧に工事を行っていると予想でき安心して工事を任せることが可能となってきます。
その他にも間違った材料を使用していないか、追加工事は発生していないかなどチェックポイントは多くありますが、まずは現場状況を確認することから始めましょう。
定期的な現場訪問の重要性
定期的に現場訪問を行うことの重要性は非常に高いものがあります。
現場の進行状況を含めた、さまざまなことが確認できます。
さらに定期的に現場訪問を行うことで、工事を行う方とのコミュニケーションがはかれ、間違いの早期発見や、良い方向への工事の提案などを受けることが可能となってきます。
いくら細かく打合せや、精度やデザイン性の高い図面が作成されても、実際に工事を行うのは現場の職人さん方です。
そのため、職人さんとのコミュニケーションをはかることは、非常に重要な要素です。
定期的な現場訪問を際に、飲み物や茶菓子などの差し入れを用意しておくこともおすすめです。
職人さんも一人の人間であるため、良くしてくれるお客様には、良いものを提供しようと丁寧な工事をしてくれるものです。
頻繁に現場にいくと職人さんの手を止め、迷惑になる可能性もあるため、休憩の時間に訪問するなど現場訪問の頻度には注意しておきましょう。
リフォーム後の引き渡しチェックリスト
リフォーム工事が完了したら、引渡し前に完了検査を行い、それらの対応が完了したら、無事引渡しとなっていきます。
引き渡し後の保証などについても、契約時同様に確認する必要があります。
そんなリフォーム工事完了後の検査項目やチェックリスト、検査後の不具合についての対応方法などについて紹介していきます。
引き渡し時の検査項目
リフォーム工事が完了したら、引き渡し前に完成検査と呼ばれる、お客様と工事業者が同席のもと工事個所の検査を行います。
この検査によって発生したものを、補修ややり替えを行い問題なければ、引き渡しという流れになっていきます。
そんな完成検査ですが、工事の種類や範囲にもよりますが、さまざまな項目を確認しておく必要があります。
ここではその検査項目についていくつか紹介していきます。
内装リフォームの場合
壁紙のシワやたるみ、剥がれがないか、コーキングの処理が適切にされているのか確認しましょう。
さらに壁紙のジョイント部分(継ぎ目)が開き過ぎていないかのチェックも行いましょう。
内装床では歩いてみて床鳴りがしないか、傷や汚れがないかをチェックしていきましょう。
色や柄が打合せ通りのものが施工されているかも確認が必要です。
内部建具の場合では、建具のデザイン、色、サイズの確認を行い、開閉がスムーズに行えるか、傷や汚れがないかの確認を行いましょう。
水回りリフォームの場合
設備機器の品番、仕様が打合せどおりのものが設置されているか確認しましょう。
実際に使用してみて、水、お湯が出るか、電気は使用可能な状態であるかも確認が必要です。
ここでも、傷や汚れはしっかり確認を行いましょう。
その他共通事項として
どんなリフォーム工事であっても、図面や仕様書などの契約時に交わした書類と相違がないかの確認が必要です。
報告や相談なく未施工の工事があったり、ものが変わっていたりすることは、契約違反となってくる特に重要となってきます。
上記の項目を参考にして、引き渡し前の検査で不具合等しっかり見つけ、引き渡し後に対応してもらえないということにならないようにしましょう。
不具合が発生した場合の対応
完成検査で発生した不具合については、さまざまな対応が求められます。
補修ややり替えを行うことで対応可能なものもあれば、対応が困難なこともあります。
そのため、対応方法については、工事業者との相談によって決定される場合が多いです。
特に対応が困難なものの場合には、返金対応やその他の追加工事を無償で行うなど代替案にて対応していく場合があります。
対応方法はさまざまでありますが、双方納得いく落としどころを探して対応していく必要があるため、そういったケースがあるということは認識しておきましょう。
リフォームに関連するトラブル事例
リフォーム工事を実施する際には、さまざまなトラブルが発生する場合があります。
近隣の住民とのトラブルや、工事業者とのトラブルなどその当事者や原因はさまざまです。
そんなリフォームに関連するよくあるトラブルとその原因、対策についていくつか紹介していきます。
リフォーム工事中の方などもぜひ参考にしてください。
よくあるトラブルとその原因
リフォーム工事を進めていく際に発生するよくあるトラブルとその原因には以下のようなものがあります。
- 見積もり内容の認識違い
見積もりの内容が共有されておらず、確認不足や打合せ不足によって起こる。 - 追加工事、追加請求
工事中の変更や追加の報連相が行われず、契約時にもその辺りの認識が共有されていない。 - 工事の遅延
工事遅延についての報連相、契約書への明記がされておらず、遅延時の対応についても不明確であるため発生する。 - 近隣トラブル
近隣への配慮が足らず、作業時間や騒音への配慮が足りないことで発生する。
上記がよくあるトラブルとその原因です。
多くは打合せや確認不足から発生するものであるため、契約時などにしっかりと確認を行うことが必要であるといえます。
トラブルを防ぐための対策
発生してしまうトラブルを防ぐためには、さまざまな対策をする必要性があります。
ますは、工事業者との意思の疎通や、共有認識をもつことが重要です。
「言った、言わない」という問題はよく発生するトラブルのひとつですが、どちらにも明確な証拠となるものがなければ話が進みません。
そのため、契約書や図面といった共有される工事関係書類にはしっかりと目を通し、漏れがないか確認する必要があります。
近隣トラブルについても、作業時間を早朝からでなく8時以降から17時までといった常識の範囲内で休日は作業しないといった、極力騒音を発生させない対応が必要となってきます。
まとめ
今回の記事では、マンションリフォームを成功させるための各種ポイントについて詳しく解説していきました。
トラブルなく満足度の高い工事を進めていくためには、確認するべき点が多くあります。
リフォームによって快適で新しい生活を手に入れるために、確認作業の労力を省くことなく最後に満足いくマンションリフォームを実現してください。
なお、大阪でマンション・戸建てのリフォームやリノベーションに関するご依頼は「ビルディングデザイン」におまかせください。
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